Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

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2017年06月09日

百聞は一見に如かず、の続き。


「日本人は白か黄色じゃないの?」

「なぜあなたは黒いの?」


・・・・・・

(あー肌の色ね。)
「地黒ですが何か?」


黒いんでしょうかね。
ぼくは。
コロンビアでの生活も残す所あとわずか。
皆様いかがお過ごしでしょうか。


齋藤です。




百聞は一見に如かず。

と言う言葉を最初に思いついた方は
その時どんな気持ちだったのでしょうか。



ある日は、
ボゴタ学校シリーズ②。
朝7:30から13:30まで。
各40分8クラスぶっ通しで授業をさせていただきました。
辞書片手にw





鍛えられますなあ。ガチで。



エクアドルでもそうだったんですが、
コロンビアでは学校の始業時間が
7:00とか7:30とかからが普通。
朝5:00とかに家を出る子どもらも珍しくはありません。



通常昼頃に学校は終了。

昼過ぎに帰ってきて、
両親が仕事で家に誰もおらず、
この時間に悪い遊びを覚える子どもも多いよう。

遊ぶ時間がある事はよいことですが、

「学校が夕方まであればねえ」

という言葉も耳にしました。



「日本で悩んでいる人がコロンビアに来たら友だちになるよ!この遊びで歓迎するぜ!」
と見せてくれた生徒達。
馬跳び的なやつ。





ある日は、
自転車で街を一周。


街の中心部では
学校の先生やらタクシーの運転手やらが
賃金向上を訴えるデモを行っておりました。


この日時間をとってくれた
エリアットとマリアと一緒に。



接待魂が半端ない。

男はホントね。
やんちゃなのです。

こういうときの女性は
冷静で心強いなと改めて思う訳です。

ありがとう。



ある日は、山(丘)の上へ。




齋藤は今、
コロンビアはシウダボリーバルのMadelenaという街にいます。

日本で
「コロンビア」「シウダボリーバル」と検索すると
山(丘)の上にあるこのような光景や
それに関する情報の幾つかにヒットるかもしれません。

そして決まって
「危険」とか「人が近づかない」とか
併せて書いてあったりします。


しかし
シウダボリーバルとは、
この山や丘のみを示すのではなく
政府機関がある街の中心部や
大型スーパーが幾つもあるその場所までも含んでいます。


まちがっちゃあいませんが。

溢れる情報に対して、
しっかりとした判断が必要です。
はい。


この山(丘)の上には
ゲリラから逃れてきた家族や
遠方から仕事を求めて移り住んだ人たちが多く住み
いくつもの集落が構成されます。


住居人の数はなんと100万人以上とも。


ガチで簡単に迷います。


今回は実際に山の上に住む方の案内のもと、
幾つかの家族の生活を見せていただきました。


ここを駆け上る。








下校する生徒。





街の図書館。
大人のための識字教室も開催されているとのこと。





図書館の屋上から。
山肌が見える部分は削って売られる土によるもの。
写真手前の溜め池には悲しい歴史があり、
山の向こう側にも数えきれない程の家族が住んでいるそうです。




街にあったディスコテカ(日本のクラブみたいな所)。
ネグロテカ(黒人の踊り場の意)と呼ばれていました。


建物の中。


ここからダンスでドイツの大会に出場した若者が出たそうです。


時間と場所を誤れば
危険である事は感じました。

が、
全てではないです。



調子に乗るとかではなく。

先入観により大切なものを見逃さないように。



案内してくれた方と食事。
うまい!





彼らは「チャンスを待っている」とのこと。



しかし一方で
やるべき優先順位を誤り、
その「チャンス」が来ても
気付かないし、活かさない。

ましてや
そのチャンスとは
全く逆の方向へエネルギーを使ってしまう事実もあるようです。



ここにはパンもあり、洋服もあり、
お願いすればタダで貰える事もよくあるそうです。

ここでは毎日の食べるものに困る人はほとんどいません。




大切な事は
「将来」のために「今日」何をするか。


例えば、
貯めたお金でバイクを2台買って遊ぶよりも、
バイク1台を仕事用にして、
もう一台分の費用で洗濯機を買う。


洗濯機使用により捻出された時間で
商売の仕込みを行う。


同じ時間でこれまでより販売し、
同じ時間でこれまでより収入を得て、
次の生活用品購入の目処をたてる。



今の生活を向上させようとする選択。

「モノがない」「金がない」から脱却するための選択。




その為に必要な事は、

勉強と仕事。



大切なのは寄付されるお金でも洋服でもなく。



「他人から幸せにしてもらおう」という思考から

「自分で自分の人生を切り拓いていく」というマインド

を手に入れる事。



もちろん各々環境も経験も違いますし。
各人に段階があるにせよ。
そこで初めて他人と本当の協力ができる。



改めまして。
実際に来て、見て、聞いて。
初めて分かることは山ほどあるのです。



百聞は一見に如かず。

と言う言葉を最初に思いついた方は
分からなかったんですが。

調べてみるとその続きがありました。






百聞は一見に如かず。

百見は一考に如かず。

百考は一行に如かず。

百行は一果に如かず。





聞くより見る。

見るより考える。

考えるより動く。

動いたなら成果を出す。



成果とは何か。

まずは自分が幸せを感じて、
その後に周りの幸せにつながる行動をすることが大切よ。




とは
タイのある先生が言っていた言葉。

成果とは
自分以外にヒントがあるのかな。
たぶん。



百聞は一見に如かず、の続きに便乗するが如く。


今見ているものを自分なりに考え、
その先の行動につなげていきたいなあと思います。


そして、
残りの限られた時間を楽しみたいと思います。


この期間に充実感と感謝を想いつつ。



今日は一日雨だったコロンビア。
こういう日の街もいいね。



明日は晴れますように。

Buena suerte!!



  


Posted by サイトウ ユウタ at 09:25Comments(0)