Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

2013年11月01日

エクアドルに持ってきた本③ 〜ダッセンとの二度目の出会い〜


もう、エクアドルのネタに
関係なくなっている最近のブログです。

いえいえ、かすっております。
エクアドルに持ってきた本、の話であります。

エクアドルに持ってきた本、
『ダッセン』長岡秀貴書 

この本の紹介と、なぜか齋藤の就職活動の話でした。


就職活動の話するなんて。。。
もしかして、
病んでるんでしょうか齋藤。
慰めてほしいのでしょうか齋藤。
ただの自分好きなんでしょうか齋藤。



そんな時は思い出そう。

ココロに残るあの本を!



エクアドルに持ってきた本①
http://sai.niiblo.jp/e293992.html

エクアドルに持ってきた本②
http://sai.niiblo.jp/e294429.html


シリーズ最終回。
本日は、『ダッセン』を読んで感じた不思議な体験のお話です。

よろしくお願いします!


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2009年2月。
手元に届いた赤い奴。
『ダッセン』を読む。

この一文を見て、さぞ驚いた人も居るだろう。



その前に、早速話をそらそうと思う。


齋藤の高校時代を知る人であれば誰もが首を縦に振ると思うが、
齋藤は勉強が出来なかった。(うなずいたあなた!)


出来なかったというより、全くしなかったのだ。


人生の中で学校の勉強の優先順位は常に最後。
40人1クラスで
350人くらい居た学年だったが、
クラスビリは当たり前。
英語は記憶してるだけで3年間で6回学年ビリをとった。


当然、本は読まない。

男子高校生が拝んで読む、そういう本だけはよく読んだが。



ある先生から

「齋藤、勉強しろとは言わんが本を読め。お前の人生の山は80年。
でも本を読めばその山が少しずつ高くなるんだよ。100年の山にも200年の山にもなる。
高くなればいろんなもんが見える。いろんなもんが見えれば色んな事が出来るようになる。
得だと思わんか?お前は本を読まなきゃいけないよ、齋藤」と、


今思うとありがたい言葉をいただいたが、
その当時は全く響かなかったくらい。(あーあ)


けど、22歳を超えたくらいから、
何かのきっかけで、ちょっとずつ本を読みはじめていた。


「知る」ってことを通して
「知りたい」ってことにちっとずつリンクしてった感じ。


カッコつけて書いたけど、(カッコ良くはない)
本なんて読んだことないからとてつもなく時間がかかった。
読み方も知らんし、一カ月で一冊やっととかザラだった。


けど、人間って慣れる。


時間はかかるが
自分次第で習慣もつくれる。


24歳になったころ、
周りからすれば全然足りなかったんだろうけど、
自分なりにはけっこう本を読める感じになっていた。




話を戻す。


今まで読んできた本の中で、
覚えているものもあれば覚えていないものもある。
10回読み返した本もあれば、1回流して読んだだけのものもある。


本を読んでいて、
一人で涙したこともあるし
一人で笑ったことだってある。


啓発本を読んで、
中身は空っぽなのに出来る気になったこともある。

伝記などからその人物に憧れたり、
物語が舞台になった土地に行きたいと思ったこともある。

筆者に興味を持ったこともある。
世の中にはいろんな人がいることを知った。
単純にカッコいいなとか、「普通」じゃない考え方とか。(普通って何?)


けれども本を読んでいて、
後にも先にも一度だけ、忘れない感覚に包まれたことがあった。



「あ、おれそのうちこの人と会って、一緒に仕事するかもしれねえ」





良く分からなかったが、
そう思った本。

この人=長岡秀貴氏
仕事=若年者支援関係?


それが後にも先にもこの『ダッセン』を読んだ時であった。



齋藤勇太、
『ダッセン』との2度目の出会いであった。



今思うと、状況が状況だっただけに
舞い上がっていただけだったのかもしれない。
就職決まってすぐだったし。



でも特別であったことは覚えている。
その直感というかイメージが怖いくらい鮮明だったから。




何も接点もないし、何の根拠もない。




片や日本の若年者支援の業界で中心の一人をして活動されている長岡氏。
片や若年者支援の業界未経験というかこれから初めての就職を控えるオレ、齋藤。




なぜそう思ったのか。


きっと酔っていたんだろう。
(酔ってません)




2009年3月15日。
生徒0人から出発したフリースクール夢想舎。
初めての職場は分からないことだらけであった。
明らかな力不足。
迷惑もたくさんかけた。

それでも地域の方々、関係者、代表、同僚、そして生徒に支えられて
人生において最高の時間を過ごす事が出来た。

冗談抜きにそれは今でも変わらない。


そして、
この『ダッセン』にも何度も助けられた。

何度かだれかにあげて、その度にアマゾンの中古でまた買った。
(中古ですいません)





時は経ちこの2年半後。
2011年11月21日。
おれは長岡秀貴氏と同じ若年者支援のフィールドで仕事をすることになる。
もちろん立場は全然違うし、同じ会場で、ということだけど。



とにかく、
初めて感じたあのヘンな感覚が実現してしまったんだ。




ひょんなことから紹介された一冊の本。
時に道しるべになった本。
初めて感じたヘンな感覚が、実現しちまった本。


忘れることはないだろう。

いや、できんだろう。




長岡氏と同じフィールドに立ったあの日からもう二年。



早い。



今おれは、別のことをしている。



久々に開いてみようと思う。
いまこのパソコンの後ろであの時と変わらず
赤い顔をして突っ立ている『ダッセン』を。



今度はどんなことを感じるのだろう。
またあのときと違ったことを思うのだろうか。
はたまたいっしょのことなのか。





『ダッセン』は長岡氏の半生と学園をつくるまでの物語。
長岡氏はこの他にも
学園をつくってからの話『サムライフ』
ノンフィクション活動記『ライン』
NPOの作り方とNPO創設者の話をまとめた『世の中変えるで食う方法』等
良書を多数執筆されています。


近々新作が出るとか。。。



超個人的な告知でしたが、お許しください。

でも、この本も学園の職員の方も関係者の方もみんなパンチ効いてるんです。
やってることもパンチ効いてます。
超個人的な意見ですが、知ってほしいのです。

こういうパンチ効いた人たちがいるということを!
こういう業界があるということを!


新作が出る前にまずこの『ダッセン』。
意味不明だった
齋藤の就職活動を通したご紹介でしたが
ぜひご一読お勧めさせていただきます!!




長くなりました一冊の本の紹介。

何か勢いで書いちゃいました。
齋藤勇太が書く自由で~の副題もあるのでお許しください。


最速で駆け抜けた感じがする10月も終わります。
11月もマイペースで行きましょう^^


エクアドルに持ってきた本③ 〜ダッセンとの二度目の出会い〜
寒くなる季節、ココロをホットにしたい方、ぜひ!
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3-%E9%95%B7%E5%B2%A1-%E7%A7%80%E8%B2%B4/dp/4861137012/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1383110210&sr=8-1&keywords=%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3


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男の二言でFB始めました!(2回目笑)
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006769814614
二言の会
http://sai.niiblo.jp/e290168.html

・おかえり
・男は二言三言当たり前
・男は流れるままに突き進むべし
・(笑)

等あたたかいお言葉ありがとうございます!

気が進まないと思いますが、
以前友達だった方、
見つけたらどうぞよろしくお願いいたします!





Posted by サイトウ ユウタ at 14:30│Comments(0)
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