Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

2016年11月24日

上田との出逢い。


Bar HIDという、バーがあります。
バール ハイドと読みます。

バーだから、お酒があります。
長野県は上田市にあります。

初めてだと見逃してしまいそうな、
けれども
テクテク歩いていると
なんだろと目をやってしましそうな、
そんな交差点の一角にあります。
上田との出逢い。



Bar HID
https://www.facebook.com/BarHid/


なぜここを知ったかと言うと、
そもそもは一冊の本を読んだから。
そこにこのBarが登場していたことがキッカケでした。
一冊の本とは
HID BOOKS出版の『ダッセン』。

『ダッセン』について書いていました。
なつお恥ずかしい。



エクアドルに持ってきた本①
http://sai.niiblo.jp/e293992.html

エクアドルに持ってきた本②〜ダッセンとの一度目の出会い〜
http://sai.niiblo.jp/e294429.html

エクアドルに持ってきた本③〜ダッセンとの二度目の出会い〜
http://sai.niiblo.jp/e294975.html




初めて訪れたのは確か2011年の9月。


今考えるとめちゃめちゃ失礼な約束の仕方でした。


SNSとかもやってなかったもんだから
職場に電話して、
「今度飲みいきましょう」


と口約束。


非常識。
失礼にも程がある。
電話に出てくれて
取次いでくれた総務の久保さんに感謝。


そもそもなんで訪れようとしたか。


答えは一つ。


勉強したかったから。


何についてって、現場について。


若年者支援の現場について。



何か固いけど、
見て話して感じて学びたかった。


ただそれだけです。



約束当日。
ポツンとBar HID前に佇むぼくら。
集合時間も決めてなかったので、
どんな感じで待ち合わせるのかなあと今更思っていると、
やっぱり落ち合えず。


辺りが暗くなってからもう一回出向いて、
それでもやっぱ誰もいなくて。
うーん。
酒置いて帰るか、と車の方へ。




そしたら少し先から足音が。
嫌でも目に入っちまう。
おなじみの、
あの巨漢の方が現れたのでした。



「いやーお待たせしました!」



挨拶もそこそこ。
店に入ると
本の中で何となく見えていた、
いや想像していた、
あのぼんやりとした背景が
少しずつでもくっきりと眼に入ってきます。


思ったよりも狭く、
けれども洗練された感じ。


本の中の出来事しか知らないミーハー齋藤は

「ああ、ここで色々決まって色々動き出したんだ。」


と、
キャリア2年の若造が妄想に耽っていたのでした。



しばらくしてご本人登場。


仕事のこと学びたい何ていうけど、
そもそも今でさえやればやる程難しくなるこの仕事。


ち◯毛生えたてほやほや(んなこたない)。
当時の齋藤少年が現場についてあーだこーだと話を出来るはずもなく、
けれども一生懸命お話しして、
ダーツしたことを覚えています。


自分なりに考えたこと。




やるしかねえな、と。




酒が入ると話が飛躍する場合があります。
それは今でも変わっていないとのこと(ヒドくなっているか?^^)


良い方向に飛躍する場合と、
そうでない場合と。


個人的には、
ちょっとならいいけど愚痴に終始する酒席よりも、
バカみたいに希望的観測を語りたい。


この日は、
後者だったかもしれません。



「新潟きて話してくれますか」


「呼んでくれたら行くよ」



これについては、
この一ターンで修了。



酒の勢い。

この類いの話は酒席では良くあるかもしれません。


酒席にて、
誘いなどの話を思いつく人が8割いるとすると。


それを実際に話に出すのはその中の5割。


お酒という魔法が切れた後、
話した内容を実際に行動に移すのは・・・

おそらく1割。
や、それ以下かもしれない。




やるかやんないかはオレら次第。



帰り路。
同席した戦友と無言の時間。
お互い同じこと考えていたのかもしれません。
気まずくはない。




「ここ、呼ぶしかねーべ」



どっちかかな。
口火を切ったのは。
そこからは希望的観測の話。



翌日当時新潟で一番の。
1700人収容のホールを予約即入金。

リミットは60日。


アホですね。はい。



あんまり寝なかった60日間。
2人はもちろん、
手伝ってくれたみんな仕事してたし笑


それでもその日は来た。


2011年11月21日。

上段の700席をカーテンで隠す決断。
オレらは完敗。

でも2ヶ月前に交わしたあの約束は
しっかりと守っていただけました。


雪がちらつく11月の新潟。
この日、約500名の方が参加されて
「新潟で若年者支援を語る会」

が開催されました。



あれからちょうど5年。


齋藤は今、
週に1日か2日
Bar HIDのカウンターに立たせてもらってます。
上手じゃない話とお酒に対する無知さと共に。

そんで、
毎日学園で働かせてもらってます。


初めてBar HIDを、
初めて侍学園を知って
7年以上が経っていました。



そん時はこんな感じになるとは思わなかったけど。

思わなかったけど、現実にはこうなったみたいだ。



うん。


世の中、というか
人生とは分からんもんです。


はい。






上田のオモロい所を紹介すると意気込んで数日。
ネタがないのか?早くも身内ネタになってしまいましたが、
やっぱり上田との出会いの原点だったりします。


そして色々あるけど、
色々差し引いても
Bar HIDは上田のオモロい所だったりします。


色々振り返ると色々あるもんだ。
振り返った分、前向いて歩いていこう。

上田との出逢い。




Posted by サイトウ ユウタ at 20:18│Comments(0)
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