Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

2019年08月03日

稲葉大樹という男。


「小さくて堅実だなあ」


16年前に偉そうに感じた、
第一印象はそれくらいでした。



今日のお話の主役


稲葉大樹


彼のプレーを初めて目にした時に思ったことです。




それくらいの感想。
そして彼のプレーを見て


「おれもいけるわ」


と思った
当時の齋藤少年は


自分の技術を勘違いしていたのか、

はたまた
野球に関する観察力が絶対的に不足していたのか。



声を大にしていうと。
どちらもそうだったと思っております。



16年後の2019年。
新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(以下新潟アルビBC)
の試合前、
稲葉大樹選手と齋藤は同じベンチの中にいました。


選手と拙いスペイン語通訳という立場として。




稲葉大樹は城西大学野球部の同期。

1年からベンチ入り

2年からはレギュラー

3年4年とずっと試合で続けて

4年の秋季には初のベストナイン(遊撃手)



かたや最初の練習で稲葉を見て
「おれも行けるわ」
と意気込んだ齋藤少年は4年間ずっと3軍生活。
※今それが人生の財産になっていること間違いなしですが。


大学時代の稲葉とは、
彼が1軍で齋藤が3軍だった都合、
練習時間やキャンプで彼と過ごす時間が多くなく、
それでも寮やたまに重なる練習などで話すくらいでした。



野球に熱い。


道具を大事にする。


ビビるほどの天然。



そんなことを今書きながら思い出しています。



大学卒業後、
稲葉選手はクラブチームを経て、
新潟アルビレックスBCに入団。


BCリーグ日本一を達成し、


年間100安打を2回達成し、


選手兼任コーチを担当し、


水曜日のダウンタウンで特集され、
https://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/mbs/45677/513710/


現在も高みを目指すバリバリの現役です。



そして
13年間で出場した試合数




800試合強。




積み上げた安打数




899本。





ここ数試合で
あと何本で大台だとか周りが騒いでも、
次の一本に向けて自分が出来る準備をする稲葉選手の姿勢は
驚くほど変わりません。




試合前に
「ユータ素振りしたいんだけど部屋ない?」
(絶対お前の方がこの球場のことしっとるやろ!!)



と、
その圧倒的な天然ぶりも継続中です。




素振り部屋ではなく、
外野のファールゾーンで
一人黙々と素振りを繰り返し、
汗だくでベンチに引きあげる分厚い胸板の彼をみて、



圧倒的な努力




圧倒的な覚悟




圧倒的な意志




圧倒的な生き様




言葉ではない、
彼が歩んだ今日までの道のりの、
ほんのほんの一瞬を勝手にですが感じたようでした。


それは
とてもあたたかく、
とても頼もしく、
そして力強い感じでした。



大学1年のとき稲葉のプレーを見て
「おれもいけるわ」と思った齋藤少年より、
今、1ミリくらい成長しているとしたなら。



今度は見当違いの
「おれもいけるわ」ではなく、
一人の人間として稲葉選手の背中を追っかけていきたい。


そうな風に思っとります。


稲葉。
変な形での再会だったけど、
ずっと新潟にいてくれてありがとう。
そういえば俺が大学で唯一出た試合、
二遊間組んだのも稲葉でした。
会えてよかったわ。


新潟アルビBC(BCリーグ)には
稲葉選手の他にも熱くてオモロくて頼もしい選手がたくさんいます。




各人の生き様に刺激を受けながら。


齋藤もできることをできる範囲で全力で。


一週間お疲れさまでした!


稲葉大樹という男。




Posted by サイトウ ユウタ at 18:55│Comments(0)
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