Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

2022年03月19日

区切りを過ごす。


先日、
ある青年が一つの区切りを迎えました。


皆さん、
最近区切ってますか。


それとも誰かに区切られていますか。



齋藤です。




青年は20歳。


先日高校を卒業しました。



疲れているだろう
卒業式が終わったすぐあとに、
わざわざ報告に来てくれました。



淡々と。

それでもどこかほっとした様子と。

そしてやはりこれからの心配と。



そんな感じだったのかもしれません(齋藤主観)。




卒業式が終わってすぐ後に
報告に来てくれたのは、

ずっと面談をしていた齋藤に感謝を伝えるため、

ではなく、


とある理由があったからでした。






それは卒業式の5日前。


何も企画がないハルの日(月曜日)に
ふらっと訪れた彼から一言。



「スーツないんすよね」




卒業式に来ていく服がないという。

まあ、
じゃあ買わなきゃだね、
買えばいいじゃん、
と、そういう話の展開になるのはおそらく9割くらい。
もっと多いかも。


でも中には、



どこで買うの。


コンビニとは違う店員から何言われるの。


試着ってどうやってするの。


自分の身長も体重もわからないよ。


くつは何履くの。


いくらくらいするの。



等々等。





卒業やらスーツやらは
特にこの時期に出てくる話題の一つ。


9割が自然に買うとかの展開になるだろうと根拠なく言ったけど。

日々いろいろな方と話をさせていただく中で。

いろいろあって、
やった方が良いのは分かっていても動きづらい人、
今回で言えば、
今必要なスーツを買うことを躊躇する人、
はそんなに珍しくないと感じます。


変なおべっかではなく、
およそ1割の人がいたとしても全然変ではないと思っています。




まあ私服で行ってもいいし、
自分でスーツ準備してもよいし、


そんな話をしながら、一つだけ紹介しました。


そういえば借りることもできるわよ。
※靴もシャツもベルトもネクタイも全部全部。




一日考えて出した彼の答えが、



借りてみる、だった。



卒業式を終えた後に報告に来てくれたのは、
借りたスーツを返す期限がその日だった。


ということです。


もう一度言います。


彼が卒業式を終えた後にわざわざ報告に来てくれた理由は
ずっと面談をしていた齋藤に感謝を伝えるため、

ではなく、







借りていたスーツを返す期限がその日だったため






です。
唯一の、そして100%の理由です。



レンタルの仲介は
新潟地域若者サポートステーション(サポステ)
さん。
https://saposute-niigata.net/



主に就労支援を行う機関です。
青年はこの時点でサポステに登録がありませんでしたが、





今後就労に向かう見込みがある、

サポステにも関わる見込みがある、






という理由で融通していただきました。


大変感謝。




わたくしはこの青年と4年くらいの付き合いになりますが、
実はプエルタ・ハル設立に
大きく関係するやりとりがあったりもしました。


これはまたおいおい。





トモユキおめでとう。

ゆっくり休んでまた駆けていこう。




各々にとっての区切りを迎える、というか過ごす。

みなさん良い週末をお過ごしください。

区切りを過ごす。



Posted by サイトウ ユウタ at 15:55│Comments(0)
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