Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

2014年08月13日

ユニホームがくれたビンゴ大会。


ダニに喰われています。
背中2つ。
腹1つ。
3箇所です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
齋藤です。


先週の日曜日、
一部ではラスベガスのカジノよりも
アメリカンドリームならぬ、エクアドリアンドリーム、
をゲットできるんじゃないかと言われておりますイベント。
※べガス行ったことないですが。

グアヤキルは
YEYO URAGA近くの食堂を貸切り、
選手保護者による
盛大なビンゴ大会が開催されました。


何の為かと言うと、
いよいよ来週から実施される日本遠征の為です。


はて。
日本遠征の為にビンゴ大会?


このビンゴ大会で、
ビンゴの用紙(1ドル)や、
焼きソーセージやジュース(30セントから1ドル)
などの販売を行い、
そこで出た利益を、
遠征の為に購入する
選手のユニホーム代に充てようというものです。

目標は、
支払いが完了していない部分の300ドル強。



実は、
このビンゴ大会開催に向けては
幾つかやり取りがありました。


以前もお伝えした通り、
遠征用のユニホームの一つはスポーツ連盟が経費を負担し、
委員会が発注すると言う形で確保させていただきました。
※ユニホーム完成は18日13:00、出発は18日19:30


しかしながら、
ユニホームは絶対2着!を公言する参加選手保護者もいて、
↓↓↓
※「愛すべき人について」
http://sai.niiblo.jp/e448933.html


ということで、さっそく発注。
こういうのは早い。


からの、

一部の保護者から「支払えない、一着で良い」

との意見滑り込み。






ここで一つ。

今回遠征に参加する選手は合計12名。
齋藤の配属先であるYEYO URAGA、EL RECREOから7名。
市内クラブチームから、5名の選手を募り結成しました。



エクアドルは開発途上国と言われており、
一般的に(何が一般的だ?)
その言葉が想像させるように開発途上と思われる土地も多くあり、
地域や家庭によっては、
非常に貧しい生活をする人も多くいます。

一方で、日本でも珍しいような超大型ショッピングセンターがあったり、
これは世界共通の法則なのか。
貧しい人がいると同時にとんでもない金持ちもいます。



国が定める労働者の最低賃金は一ヶ月350ドル程。
一般的な労働者の多くはこの金額くらいの月謝を得ます。

仕事がない人も多くいます。


YEYO URAGAに来る選手の多くはそれほど裕福ではありません。
しかしながら、
その日食えないとか、全く着るものがないとか、
そういうことでもありません。
ほとんどの選手の親は携帯電話を持っています。




今回遠征に参加する市内チームの5名は、
前述したとんでもない、に入るわけではないですが、
エクアドルでは裕福と言われる家庭に住む選手たちです。
可能な範囲で、本遠征にかかる経費の一部分も負担してもらっています。



もうお分かりかもしれませんが、
ユニホームを発注したのは、
クラブチーム所属の選手の保護者。
「ちょっと待って」、と言ったのはそれ以外の保護者です。





普段はなかなかクラブチームの選手や保護者と
関わることが少ない齋藤配属先の選手と保護者達。


とても浅はかな考えかもしれないけど、
おこがましいようだけど、
今回合同チームを結成した一つの理由として、
そこらへんの関わりも互いにとって
良い経験になってほしいという思いもありました。



ユニホーム制作は、良いか悪いかは置いといて、
彼らがドンと交わる機会となりました。



ユニホーム購入に否定的なある保護者。

そこで、

「ユータ、ユニホーム代どうにかならないか」

「市内チームの保護者が負担してくれないか」

「スポーツ連盟にもう一度頼めないか」


という言葉。
欲しいんです。購入に否定的なだけ。
たぶん、過去にそういった
「誰かが負担してくれた」という経験が
1度や2度より多くあったから出た言葉だと思います。

それはそれで一つのカタチ。



一方で
ある市内チーム選手の保護者がいいました。

「座ってるだけで、何でももらえると思ったら間違いだ」

「何か、アクションがあれば手伝いたいけど、、、」


ちょっとモヤモヤした感じにもなりましたが、
言ってることはとてもシンプル。
分かりやすいし、個人的にはその通りと思います。




購入否定組のみの集会に参加。
まー出てくる出てくる、不満不満w。

泣きつかれちゃったりもして。。。。^^;



しかしながら、
話しているうちに
腹を決めた感じの保護者もチラホラ。
こうなると浸透するのにそんなに時間はかかりません。


無料でユニホームをもらうことを考える、から
アクションを起こす為に足りない部分を考える、
にシフトしていきます。




アクション=ビンゴやろう

足りない部分=でもビンゴの景品が足りない

と。



これがグアヤキルビンゴ大会開催の経緯です。









「ビンゴの景品が足りない」

このことを市内チームの選手保護者に伝えると、
全員が協力を約束してくれました。


当日は、市内チームの保護者と選手、
約束した全員ではないですがビンゴ会場に足を運んでくれました。


腹一杯でも焼きソーセージ買ってくれたり、
ビンゴ用紙を買ってってくれたり、
ビンゴの目玉景品(炊飯器)もってきてくれたり、
家庭で不要になった服をもってきてくれたりしました。


最初遠目で見てたのに
いつの間にか、マジビンゴ。

ユニホームがくれたビンゴ大会。
ユニホームがくれたビンゴ大会。
ユニホームがくれたビンゴ大会。


ビンゴ大会の様子 動画
https://www.youtube.com/watch?v=oQ_x1-dt_Lk&feature=em-upload_owner




日曜日に出たアガリは全体で258ドル。
あと55ドルだそうです。



明日は草の根文化無償資金協力の供与式。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/musho/kyoryoku_1b.html

このスポーツ連盟総出陣の公式行事のなかで、
会場になるYEYO URAGAにて
日曜日に引き続き
保護者たちはソーゼージやらコーラやらエンパナダやらを販売するとか。


目標額を越えた場合は、選手のお小遣い^^



最初は否定的だった保護者も、
気合い入っちゃったりしてて。


ネガティブだったユニホーム問題がくれたビンゴ大会。


どうなんだろう。
トータルでいろんな方法があるし、
いろんな意見もあると思いますが、
こういうの大切だと思います。


個人的には。



明日は昼飯我慢しようかな。
焼きソーセージ、2本は食えないけどなかなかいけます^^



さてさて、次は何が起こるか。
寝てから考えます^^


おやすみなさい!


+++++++++++++++++++++++++++++++++

2014年8月にエクアドルの野球チーム(13歳-15歳)
が日本遠征を行います!


エクアドル野球チーム新潟遠征プロジェクト
事務局公式HP
http://ecuador-yakyu.digi2.jp/

エクアドル野球チーム新潟遠征プロジェクト
公式Facebook
https://www.facebook.com/ecuador.yakyu?ref=hl

南米野球の未来のために!エクアドルの少年野球チームを新潟へ!
Makuakeプロジェクト
https://www.makuake.com/project/ecuadoryakyu/


エクアドルの野球連盟も経費の面で協力してくれますが、
遠征経費の全額を賄えないところが実際のところです。

多額な寄付を募ってまでの企画実行について、
様々なご意見を持たれる方も多くいらっしゃると思いますが、
ぜひ実現してより良い企画にしていきたいと思います。

事務局HPやFacebook等で情報を発信していく中で
ご賛同していただける方、
ぜひ応援よろしくお願いいたします!


Posted by サイトウ ユウタ at 17:35│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。