Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

2023年12月31日

居てもよいと感じる場所。


2023年最終日。

今年は雪かき最小限。
雪が降っても自転車で駅まで向かいました。
齋藤です。


さて、先日はハルのこの小さな活動について、
「ちょい紹介してみてよ」と
声掛けしてもらう機会がありました。
自他ともに認める、
極細弱小零細NPOなのに、
あざす。


題して
「いのちを守る超連続勉強会2023」
https://www.nan-web.org/event/20231216/


主催は、新潟NPO協会さん。
八海山の麓から新潟市帰省した27歳の春。
当時無職だった齋藤少年がボーズにスーツで


「仕事ありますか」


と、
最初に訪れていた場所が、実は新潟NPO協会さんでした。


今思うと、実に怪しい。


2012年の頃ですね。はい。
その後、新潟市のひきセンと最初の出会いとなるわけですが、
その話はおいおい。


現在は
そんな行動をとった当時の齋藤少年を知っている職員さんがいるはずもなく、
今回はそれを大声で言うことなくシレっと参加させていただきました。


今回の題目は、居場所。


ハルにはここですよ、っていう
物理的な居場所(拠点)がないのですが、
これで説得力があるのかと疑問を感じながらお話をさせていただきました。


居てもよいと感じる場所。

居てもよいと感じる場所。
(スライドはどなたかのもの)


参加者や約40名。

ハルの他には、

新潟市こころの健康センターさん
新潟市薬剤師会さん
NPO法人ミンナのチカラさん
新潟地域若者サポートステーションさん



が参加。
各機関20分程の活動紹介と
各々が関わる(感じる)

「居場所」について話がされました。



みなさんは自分にとっての居場所ってありますか。


齋藤は今回、この資料を作るにあたり、
そいや自分って居場所あんのか、
とか考える機会にもなりました。


待て待て。
居場所というか所属先はいくつかあって、
それが当たり前すぎちゃいないか、
自分が思っているより暖かく親切にされてることだってあるんじゃないか、
でもここがおれの居場所!ってとこあるかとか。


昨年、ほぼ1年間ハルの活動に関わってくれたギリさんという方がいました。
コロナ禍真っ只中に故郷を離れて新潟へ。
大学生活4年間で定期的に外出する機会はほとんどなく、
「大学」に所属していたとしても
しんどさを感じることは1回2回ではなかったと言います。

「元々人付き合いが苦手で孤立していた」というギリさんは
卒業年度にハルと遭遇。

言葉少なくともアグレッシブに
集合場所の亀田駅まで何度も足を運んでくれました。


今回の準備の途中、ギリさんの言葉を思い出しました。
昨年市外でお話しさせていただいたある機会で、
「居場所」について話題が及びました。
一生懸命な参加者の方らが、

場所どうするのか、
何話すのか、
何やるのか、
何してどうすると人が来るか、

とかいろいろ話している中、
ギリさんが、

居場所という物理的な場所は必要です。
一方で毎回違う場所であっても安心できる環境に関われた時間を通して、
決まった場所でないトコロでも居場所になることを知りました。


http://sai.niiblo.jp/e492827.html

とポツリというか
割と大きな声でかっこよく発言。


自分の弱さや負の感情を共有しやすい場所
ちょうど良いくらい必要とされる場所


とでもいうのか。

場所のあるなしも含めつつ、
自分が居ても良いと感じる場所、
そんな環境がその人にとっての居場所なのかも、と改めて考えました。


そして年末年始。
この時間にも「居てもよい場所」と必要とする方がいることも確か。
自分から選んだ「ひとり」ってのは必要な時もあるが、
そうでない「ひとり」がしんどくなるとしたら。

ハルはたいそうなことは何もできませんが、
そういうことは忘れないように、とは思っとります。


そして、
堀田さん(新潟NPO協会代表)がビビるくらいイケメンでビビりました。


みなさん2023年も大変お世話になりました。

よいお年を!




Posted by サイトウ ユウタ at 09:41│Comments(0)
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