Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

2014年11月14日

トラ。


19年前。
ナナがお宮にいたという小さなネコを持って来た。



トラ。



小学生のときは遊び相手。
中学生のときはあんま相手にしなく。
高校以降は癒し系。


都合が良くてごめん。


家族より世話をしてなかったと思うけど、
青春時代を一緒に過ごしてきた。
※青春時代は今も続いていますが。



とにかく頭が良くて、
いろんな方法を使って外に出ようとする。


毛並みがパンパなく綺麗。


洗面台の蛇口から水を飲む。


乱さない。常に冷静。



けれどもいつからか、
だんだん外にも出たがらなくなって。


楽しみな散歩にもヒモがいらなくなって。


洗面台にジャンプできなくなっていった。


それでも冬の寒い日に、
風呂上がりの家族に甘えることと毛並み。
そして顔は変わってもあの表情はいつも一緒だった。



犬大国エクアドルにいても、
ネコがいるとさわろうとする。
大体逃げられるが。


クロやトラやジェイ君。


齋藤家に来てくれたネコが
たくさんの良い思い出をくれたから
今でもそう思えるんだと思う。



齋藤は18歳で実家を出た。
トラは実家で19年生きた。


晩年は親父の飲み仲間。
家族にとってはオレより家族。
といっても本当に言い過ぎじゃないと思う。



トラは今、トラの道を歩いている。



窮屈なこともも多かったと思うけど、
トラ、本当にありがとう。
一生忘れないぜ。
ゆっくり休んでください。


もし気が向いたら
顔を変えても色を変えても何を変えても良い。
また齋藤家にひょこっと顔を出してください。


また一緒に遊ぼう。



こういうの書くもんじゃないんでしょうかね。
でもトラだから。
何か書きたかったのでお許しください。


トラらしい生き様と引き際。
ネコから教えてもらったことがたくさんある。


トラありがとう。
トラ。









Posted by サイトウ ユウタ at 15:34│Comments(0)
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