Ecuadoreir→中々実家に戻らない長男の日記→やっと戻った長男の日記、を経て。たぶんこれが最後、NPO法人プエルタ・ハルの日常を自由にたまにまじめに綴る場所です。

2019年02月06日

どれを選ぶか。誰が選ぶか。


日が長くなりました。
ワクワクするのはぼくだけでしょうか。


春よ、こい。


齋藤です。


大変遅くなりましたが、
先日の講演会に足を運んでくださったみなさま、
ありがとうございました。


今回は運ばなかったけど、
ちょいとでも気にかけて下さったみなさま、
ありがとうございました。


運んでないし気にはかけていないけど、
今この記事みてへえそうなんだと思ってくださったみなさま、
ありがとうございました。



もう全てのみなさま、
ありがとうございました。




約150名の方が集まっての講演会は、
おかげさまで無事終了。


新潟市ひきこもり相談支援センターが開所して8年。
このような市民の方向けの企画は初めてだったそうで。


それが貴重だったことはもちろん、
個人的には、
たぶんこれも初めてトークセッションなるモノの進行をやらせて頂き、
内容と共にとても勉強になる時間でありました。


例えばこれまで何らかのイベントに関わる際には、
その団体や関わる個人に少なくとも肯定的な人々が集まることが多かったです。


今回は団体や個人がどうこうよりも、
「ひきこもり」とか「発達障がい」というキーワードに関心がある方々で、
それぞれの立場でそれぞれの感情や気持ちや哲学を持たれている方々。


色んな見方や感じ方があったと思います。


「集まる」は共感ともいえて、
それは簡単じゃないし責任も発生するし、
何かやらかせばすぐに崩れちゃうもんだし、
それでも自分たちが伝えたいことやりたいことを実行する中で
いただくもの、獲得していくもの、集まってくるもの。


帰ろうとすればアンケートを書かずに帰れるのに。
改善案や要望を提示して下さった方、
そして良かったと言ってくださった方など
多くの方からご意見をいただき、
こちらも本当にありがたかったです。


単純に
ひきこもりや発達障がいは身近にあるってことと併せて、
今の暮らしに生きづらさを感じている方が居て、
もし何らかのきっかけを探している方が居たとしたら。


本人でも家族でも他人でも。


実際に話すかどうかは別として、
ありきたりな想いですが、
話せる場はあるかもな、と思って頂けたら幸いであります。


まずはそこからだと思ってますので。


今回の講演会では、
自身がひきこもりを経験して発達障がいで
それ全部言います、って人が登壇してくれました。


中々簡単じゃない。
自分のあれこれ、しかもしんどかったことを
誰か知らない人の中で話をしようとすることは。


これ賛否はあると思うけど、
賛成だから否定だからということではなく、
当事者の考えを語る、共有するってシンプルな部分を共有できたことは
とてもポジティブな部分だったと個人的には思います。


医学的・科学的根拠や

社会的な見解や

時代が創る一般論や


ちょっとググれば
膨大な情報にタッチできる現代において、
もちろん勉強で得られる諸々は必要で大切やけど、

「目の前のヒトモノコト」

っていう視点は
やっぱ持ち続けたいし、
変わりたくないし、
「自分大丈夫か?」と常に問いていたいと個人的には思います。


この講演会には
「挑むこと」がいくつかあったように思います。
センターとしては急な講師変更という出来事を経ての開催。
各人の役割。
何より当事者と講師予定のご家族の登壇。


ゴルゴ松本さんのようにきれいにはいかないけど。
挑むとは、手と兆と書きます。
この状況で出来る手が一兆個あったのかもしれません。


似てる字に「逃げる」がある。


ともすれば逃げるを含めた一兆個の選択肢がある中、
文字のごとく挑むを選択した彼に拍手を送りたいと思います。


はじめから一兆個を考えると分かんなくなる。



まずは2つ。

目の前のYESかNOか。


やるか、やらないか。



多くの選択肢がある中で、



どれを選ぶか。誰が選ぶか。



分かんないから面白くもあるんだけど。



これからも自問し続けたいと思います。


改めまして
今回はありがとうございました。




久々に穴が開いた手袋でも寒くなかった。
また明日から寒いらしい。


はやくはやく。


春よ、こい。



一旦失礼します。



Posted by サイトウ ユウタ at 21:13│Comments(0)
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